2026年1月7日の台湾国内ニュース |
1. 【政治】頼清徳総統、欧州議会議員団と会談 民主主義の防衛協力を要請
欧州との「安全保障パートナーシップ」深化へ
頼清徳総統は6日、総統府において欧州連合(EU)の欧州議会議員団と会談しました。
頼総統は、欧州議会が台湾海峡の平和と安定を支持する決議を相次いで採択していることに謝意を表明。中国による威圧的な行動が強まる中で、「民主主義国家が一致団結し、共通の価値を守り抜くことが不可欠だ」と述べ、EUとの経済・安全保障面での連携をさらに一段上のレベルへ引き上げるよう呼びかけました。
偽情報対策とサイバー防衛での協力
会談では、民主主義の根幹を揺るがす「フェイクニュース(偽情報)」への対策についても活発な意見交換が行われました。
中立的な外交専門家は、台湾が持つ情報戦の経験と欧州の法整備の知見を融合させることは、双方にとって大きな利益になると分析しています。
議員団側からは、台湾の強靭な民主主義社会への支持が改めて示され、サプライチェーンの強靭化に向けた具体的な協力案件についても議論されました。
まとめ
欧州議員団の訪台は、台湾の国際的な孤立を防ぐだけでなく、民主主義陣営の一員としての地位を確固たるものにする重要な外交成果となっています。
出典・参考サイト
2. 【経済】台湾・12月の輸出総額が堅調、2025年通年の経済成長を後押し
AI半導体の需要持続、ハイテク産業が牽引
財政部(財務省)は7日、2025年12月の貿易統計速報を発表しました。
世界的な生成AI市場の拡大が追い風となり、高性能半導体やネットワーク機器の輸出が前年を上回る水準を維持しました。
これにより、2025年通年の輸出額は安定した成長を記録し、台湾経済全体の景気拡大を下支えした形です。また、為替市場では新台湾ドルが対米ドルで31.521元となり、わずかながら下落(貶値)して取引を終えました。
2026年の投資展望とリスク管理
中立的な経済アナリストは、2026年はAIバブルの落ち着きや国際的なインフレ動向が変数になると予測しています。
しかし、台湾企業が次世代半導体プロセスにおいて圧倒的なシェアを保持していることから、依然として明るい見通しが支配的です。
政府は、一部のハイテク業界に偏りがちな利益を、いかに国内の個人消費や中小企業の賃上げに繋げていくかが、2026年の持続可能な成長の鍵になると見ています。
まとめ
2025年の輸出実績は、台湾が世界のデジタル経済の心臓部であることを改めて証明し、2026年の経済運営に向けた強力な足がかりを築きました。
出典・参考サイト
中央通訊社(CNA)「新台幣、31.521元で引け」
財政部(財務省) 統計処 公式公告
参考:中央社 CNA
3. 【社会】中国、台湾当局者2名を新たに「台独頑固分子」に指定 制裁強化
国台辦による制裁リスト拡大、対立激化
中国の国務院台湾事務弁公室(国台辦)は7日までに、台湾の現職当局者2名を新たに「台独頑固分子(台湾独立の強硬派)」のリストに加えたと発表しました。
これにより、対象者やその家族は中国大陸、香港、マカオへの入国が禁止されるほか、中国関連企業との取引も制限されます。
これは、頼政権による新年談話や最近の外交的な動きに対する、中国側の政治的な報復措置と見られています。
台湾側は「市民への威圧」と非難、冷静な対応
これを受け、台湾の国家安全保障関係者は「中国の一方的な措置は、台湾の民意を無視し、地域の平和を壊すものだ」と非難しました。
中立的な法学者は、こうした制裁が実効性を持つ範囲は限定的であるものの、中台間の民間交流やビジネス心理に冷や水を浴びせる心理的影響は避けられないと指摘しています。
台湾当局は国民に対し、中国への渡航リスクについて改めて注意を促しています。
まとめ
中国による制裁リストの拡大は、中台間の政治的溝がいかに深いかを象徴しており、2026年も双方の応酬が常態化する厳しい情勢を予感させます。
出典・参考サイト
RTI 台湾国際放送 精選ニュース
中央通訊社(CNA) 兩岸ニュース
参考:RTI
4. 【日本関連】前駐日代表・謝長廷氏、台湾日本関係協会の会長に就任
「善の循環」を深め、日台を共同体へ
台北駐日経済文化代表処の代表(駐日大使に相当)を長年務めた謝長廷氏が7日、台湾の対日窓口機関である「台湾日本関係協会」の会長に正式に就任しました。
謝氏は自身のSNSで、「日台関係を単なる友好から、安危を共にする『平和と繁栄の共同体』へと昇華させたい」と抱負を述べました。同氏は駐日代表時代に築いた広範な人脈を活かし、安全保障や経済、文化など多角的な連携を推進する意欲を示しています。
日本産水産物PRイベントに卓行政院長が出席
謝氏の就任と時を同じくして、台北市内では日本産水産物をPRする大規模なイベントが開催され、卓栄泰行政院長(首相)が出席しました。
卓院長は「台日関係が深まれば、インド太平洋地域はより安全になる」と述べ、食の交流を通じた信頼関係の強化を強調しました。
中立的な外交専門家は、謝氏という重量級の政治家が窓口のトップに就くことで、日台間の懸案解決や新たな協力関係の構築が加速すると期待を寄せています。
まとめ
謝長廷氏の会長就任は、台湾がいかに日本との関係を最重要視しているかを示す人事であり、2026年の日台交流はさらなる「深化」のフェーズに入りました。
出典・参考サイト
5. 【教育・観光】セブンイレブン全土で「QR観光案内」開始、AIチャットが日本語対応
コンビニを拠点とした「観光DX」が進化
交通部観光署(観光庁)は7日、台湾全土のセブンイレブン店舗において、QRコードをスキャンするだけで周辺の観光案内や交通情報を取得できる新しいサービスを開始しました。
このシステムには最新の生成AIチャットボットが搭載されており、日本語、英語、韓国語などでリアルタイムに質問に答えることが可能です。「一番近い有名なパイナップルケーキの店は?」といった質問にも即座に対応します。
地方の魅力を多言語で発信
中立的な観光専門家は、24時間営業のコンビニを「観光案内所」として活用することで、案内所が少ない地方都市や夜間においても旅行者が安心して移動できる環境が整うと評価しています。
これは、教育省が進める「デジタル・リテラシー教育」の成果を社会インフラに応用したものでもあり、台湾全体のホスピタリティの向上を目指しています。今後は、宿泊施設の予約やチケット購入機能との連携も予定されています。
まとめ
セブンイレブンを窓口としたAI観光案内は、日本人観光客にとっての「旅のハードル」を劇的に下げ、台湾観光をより自由でスマートなものに変えていきます。
出典・参考サイト
フォーカス台湾(中央社)「QRコードで観光案内、AIチャットも日本語対応」
交通部 観光署 公式発表
参考:フォーカス台湾
6. 【観光・グルメ】2026年冬、台北の路地裏で楽しむ「焼きたて胡椒餅」と「葱抓餅」
饒河街夜市、行列必至の「胡椒餅」が今年も主役
1月の冷え込む台北で、観光客の心を掴んで離さないのが、饒河街夜市などの入り口に構える「胡椒餅(フージャオビン)」です。釜の内側に貼り付けて焼き上げる伝統的なスタイルは、外はカリッと、中は肉汁あふれる熱々の餡が特徴。最近では、日本人観光客の間でも「これなしでは台北の冬は語れない」と言われるほどの定番となっています。焼きたての香ばしい胡椒の香りは、冬の夜の散策を最高のご馳走に変えてくれます。
もちもち食感の「葱抓餅」と滋味深い「薬燉排骨」
また、小腹を満たすのに最適なのが「葱抓餅(ツォンジュアビン)」です。何層にも重なった生地を箸でほぐしながら焼き上げることで生まれる独特のもちもち感は、一度食べたら忘れられません。さらに、寒さを防ぐための「薬燉排骨(ヤオドゥンパイグー)」も旬。漢方の力で身体を芯から温めるこのスープは、冬の台湾流「セルフケア」の代表格です。最新のグルメトレンドを追いつつも、こうした伝統の味が今もなお台湾の旅を彩っています。
まとめ
最新のAI案内で路地裏の名店を見つけ、伝統の熱々グルメで身体を温める。2026年の冬、台湾はモダンとレトロが絶妙に融合した最高の美食体験を提供しています。
