2026年2月10日の台湾最新ニュースをお届けします。

 

本日は、日本の衆院選での「サナエ旋風」が台湾に与えた衝撃、TSMCによる日本への歴史的な巨額投資、そして目前に迫る旧正月(春節)の熱気など、重要トピックを詳報します。


 

 1. 【政治】日本の衆院選「高市自民圧勝」で日台連携が加速。李駐日代表「票で意思表明」

台湾、日本の「親米・反中・台湾連携」路線を歓迎

日本の衆議院議員選挙(2月8日投開票)で、高市早苗首相率いる自民党が圧倒的な勝利を収めたことを受け、台湾の李逸洋(り・いつよう)駐日代表は10日、インタビューに応じました。

李代表は「日本国民が票を通じて中国への毅然とした態度を表明した」と述べ、高市政権の継続を歓迎。蕭美琴副総統も「日本との協力深化」に期待を寄せ、日本版「台湾旅行法」の制定など、日台の公的な絆がさらに制度化されることへの期待が台湾国内で高まっています。

「大和魂が覚醒した」台湾学会の分析

中立的な政治専門家は、高市首相の勝利が、台湾海峡の安定を「日本の存立事態」と見なす従来の認識を強化したと分析しています。

本日10日には、台湾の専門家らから「中国の圧力が高市氏の勝利によって押し返された」との見解も示され、2026年は日台が「準同盟」としてアジアの秩序を守る歴史的な一年になりそうです。

出典・参考サイト

  • フォーカス台湾「衆院選で自民大勝 中国に『票で態度表明』=李逸洋駐日代表インタビュー(2026/02/10)」

  • ライブドアニュース「『習近平主席が大和魂を覚醒させた』台湾学会が日本の衆院選に言及(2026/02/10)」


 

 2. 【経済】TSMC、熊本に170億ドル(約2.6兆円)投資!国内初「3ナノ」量産を表明

日本がAI半導体の「主戦場」へ転換

世界最大の半導体ファウンドリ、TSMC(台積電)は10日までに、熊本第2工場において回路線幅3ナノメートル(nm)の先端半導体を生産することを正式に表明しました。

投資額は当初の予想を上回る170億ドル(約2.6兆円)規模に拡大。これは、日本国内で初の3ナノ量産拠点となり、日本を「世界のAIチップ供給のハブ」へと引き上げるマイルストーンとなります。

「台湾3、海外1」の黄金比でグローバル支配

中立的な経済アナリストは、TSMCが高市首相と官邸で会談した際、「台湾の供給安定と海外展開の加速」を確約した点に注目しています。

2026年、TSMCは台湾国内での2ナノ量産を進める一方で、日本を「最も信頼できる先端生産の翼」として位置づけました。この巨額投資は、日台の経済安全保障が実務レベルで完全に融合したことを象徴しています。

出典・参考サイト

  • Plus Web3「TSMCが熊本に170億ドル投資、国内初3ナノ量産へ(2026/02/10)」

  • 東洋経済オンライン「台湾TSMCの2026年設備投資は過去最高の500億ドル台へ」


 

 3. 【中台】中国共産党・王氏「台湾独立を断固取り締まる」と要求。武器売却を牽制

4月のトランプ訪中を「盾」にした外交圧力

中国国営新華社の10日の報道によると、中国共産党序列4位の王滬寧(おう・こねい)氏が、今年は「台湾独立」勢力を断固として取り締まり、外部勢力の干渉に反対するよう求めました。

これは、米国が進める大規模な台湾向け武器売却計画に対する強力な牽制と見られています。

中国政府は、武器売却が実施されれば「4月に予定されているトランプ大統領の訪中が台無しになる」と警告しており、米中台の三すくみの緊張が続いています。

まとめ

王氏の発言は、昨今の台湾による対日・対米接近に対する中国側の焦燥感の現れでもあります。2026年、台湾は米中首脳の駆け引きの狭間で、自衛の決意を貫けるかの試練に立たされています。

出典・参考サイト

  • ニューズウィーク「『台湾独立』勢力は断固取り締まるべき、中国共産党幹部が要求(2026/02/10)」

  • FNNプライムオンライン「中国、アメリカの台湾武器売却計画をけん制 トランプ訪中への影響示唆(2026/02/10)」


 

 4. 【スポーツ】WBC台湾代表・徐若熙、2月22日に「侍ジャパン」戦で実戦デビューへ

ソフトバンク新加入の剛腕、WBC公式球で調整開始

3月に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の台湾代表に選出された福岡ソフトバンクホークスの新星、徐若熙(シュー・ルオシー)投手が、2月22日・23日の対「侍ジャパン(日本代表)」との交流試合で実戦デビューすることが10日までに明らかになりました。

徐投手は昨日からWBC公式球でのブルペン投球を開始し、「少し感覚が違うが、早めに状態を上げたい」と意欲を語りました。

「背番号18」のプライドを胸に

中立的なスポーツ評論家は、ソフトバンクのキャンプ地で調整を続ける徐投手が、いきなり日本代表を相手にどのようなピッチングを見せるかに世界中のスカウトが注目していると指摘しています。

台湾のファンからは「日本の打者を封じて、台湾の強さを見せてほしい」と熱い期待が寄せられています。

出典・参考サイト

  • デイリースポーツ「ソフトバンク新加入・徐若熙 22、23日侍ジャパン戦で実戦デビューへ(2026/02/08)」

  • ライブドアニュース「【春季キャンプ】ソフトバンクホークス徐若熙が実戦デビューへ(2026/02/08)」


 

 5. 【観光・社会】台北ランタンフェス、「トランスフォーマー」と夢のコラボ!

巨大ロボットがランタンに!ハイテクと伝統の融合

台北市は10日、今週開幕する「台北ランタンフェスティバル(台北燈節)」において、世界的人気映画『トランスフォーマー』とコラボレーションした大型装置をお披露目しました。

伝統的な紙細工のランタンではなく、最新のLEDと可動ギミックを駆使した巨大な「オプティマスプライム」が台北の街に出現。旧正月(春節)を前に、若者や外国人観光客を惹きつける目玉となっています。

春節の「お菓子」で縁起担ぎ

中立的な観光コンサルタントは、ランタンの華やかさの影で、台湾伝統の春節菓子「寸棗糖(スンザオタン)」や「冬瓜糖(トウガントウ)」の人気が再燃していると指摘しています。これらは子孫繁栄や長寿を願う意味があり、2026年の春節は「ハイテク・ランタン」と「レトロ菓子」の両方を楽しむのが最新のトレンドです。

出典・参考サイト

  • フォーカス台湾「台北ランタンフェス、『トランスフォーマー』とコラボ(2026/02/10)」

  • note「【2026年版】春節に何を食べる?台湾で定番の伝統お菓子4選(2026/02/04)」


 

6. 【航空・日本関連】タイガーエア台湾、エアバスA321neoを4機追加発注。日本路線拡充へ

日本人旅行者の「完全回復」を支える翼

LCCのタイガーエア台湾(台湾虎航)は10日、好調な訪日・訪台需要に応えるため、最新鋭の小型機「エアバスA321neo」を4機追加発注したことを明らかにしました。

同社は大分〜台湾便の延長を決定したばかりですが、今回の発注により、日本の地方空港へのさらなる新規就航や増便が期待されています。

2026年前半、日本人観光客の「完全復活」へ

台湾観光庁は10日、2026年前半までに日本人旅行者数をコロナ前水準まで完全に回復させる目標を掲げました。

タイガーエアの機材拡充は、この目標達成に向けた強力な後押しとなります。2026年、日台間の空の便はかつてないほど「近く、便利」になろうとしています。

出典・参考サイト

  • 観光経済新聞「エアバスA321neoを4機発注 タイガーエア・台湾(2026/02/10)」

  • トラベルボイス「台湾観光庁、2026年前半に日本人旅行者の完全回復へ意欲(2025/03/17)」

 

 7. 【企業動向】台湾半導体、2026年生産額が「7.1兆元」突破へ。AIシェア8割を独占

工研院(ITRI)が予測、AI・HPC需要が爆発

台湾を代表するシンクタンク、工業技術研究院(ITRI/工研院)が発表した最新の予測によると、2026年の台湾半導体産業の生産額は前年比9.2%増の7兆1,000億台湾元(約33兆円)に達し、史上初めて7兆元の大台を突破する見通しです。

これは世界的なAIおよびHPC(高性能計算)向けの需要が依然として底堅いことを示しており、世界のAI半導体の80%以上を台湾メーカーが供給するという「独占的地位」がより強固になります。

「シリコンフォトニクス」が次世代の成長ドライバー

今回のレポートでは、従来の微細化に加え、光でデータを伝送する「シリコンフォトニクス(SiPh)」や、パネルレベルの高度なパッケージング技術(FOPLP)が2026年の成長を牽引する重要な要素として挙げられました。

日本市場においても、TSMCの日本進出を背景に、これらの次世代技術に対応できる日本の精密装置メーカーや素材メーカーとの共同開発が、産業全体の付加価値をさらに高めると期待されています。

まとめ

7.1兆元という数字は、台湾が単なる「製造の拠点」ではなく、AI時代の「知能の源泉」であることを象徴しています。2026年、台湾半導体は世界のあらゆる産業を支える不可欠なインフラとして、その存在感を増し続けています。