台湾有事ニュース(2026年2月1日)

本日のトップニュースは、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOによる**「TSMCの生産能力100%増」という衝撃の予測と、旧正月(春節)を前にした頼総統の軍事・治安視察**です。

記事1:エヌビディアのフアンCEO、TSMCの生産能力は「10年で100%成長する」

AI時代の覇権:エヌビディアCEOが予測。TSMCの生産能力は10年で100%以上成長、供給網の「台湾集中」は不変

1.爆発的な需要に対応する「物理的拡大」

米エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)CEOは2月1日、台北でのイベントに出席し、パートナーであるTSMC(台湾積体電路製造)の生産能力について、「今後10年間で100%以上、あるいはそれ以上に成長するだろう」との極めて強気な見通しを示しました。

フアン氏は、AIコンピューティングの需要が従来の予想を遥かに超えるスピードで拡大しており、TSMCの先端プロセス(2nm、A16等)への投資こそが、世界経済を牽引する唯一のエンジンであると断言しました。

2.「脱台湾」ではなく「台湾からの拡散」

フアン氏は、市場の一部で懸念されているサプライチェーンの「脱台湾化」について改めて否定しました。

「TSMCの海外拠点は世界中の顧客に安心を与えるためのバックアップであり、イノベーションの中枢は常に台湾にある」と強調。

昨晩開催された「兆元宴(1兆元晩餐会)」の熱狂を引き継ぐ形で、台湾のAIサプライチェーンが地政学的リスクを凌駕するほどの「経済的不可欠性」を確立していることを世界に知らしめました。

この「不沈の供給網」こそが、有事を防ぐ最強の非軍事的抑止力となっています。

まとめ: フアン氏による「生産能力倍増」の予測は、台湾が今後10年も世界のハイテク覇権を握り続けることを意味します。中国の軍事的威圧の中でも、世界トップのAI企業が台湾に全幅の信頼を置くことは、中国の侵攻コストを「世界経済の完全停止」へと跳ね上げる最強の防護壁となっています。

出典: フォーカス台湾(中央通訊社)、経済日報 参考サイトのアドレス: https://japan.focustaiwan.tw/economy/202602010001


 

 記事2:頼総統、旧正月を前に「24時間防衛」の部隊を激励。団結を強調

国防の背骨:頼総統、春節を前に軍・警察・消防を視察。「不眠不休の守り」が台湾の強靭性を支える

1.最前線での「主権死守」への謝意

頼清徳総統は2月1日、旧正月(春節)休暇を前に、台湾全土の軍事基地や警察・消防拠点を精力的に視察しました。

特に中国軍機による中間線越えが常態化する中、24時間体制で防空任務にあたる空軍部隊に対し、「諸君の献身的な警戒があるからこそ、国民は家族と共に安らかな新年を迎えられる」と深い謝意を表明しました。

頼総統は、将兵たちに慰問金を手渡し、国家の安全を守る任務の崇高さを改めて強調しました。

2.「全社会防衛」の現場力を確認

軍の視察に加え、頼総統は新北市の消防局なども訪れ、有事や災害時の民間救護体制(レジリエンス)の準備状況を確認しました。

頼総統は「強靭な国防なくして国家は存在しない」と述べ、立法院(国会)で審議が続く国防予算の早期成立が、将兵の待遇改善と最新装備の配備に直結することを訴えました。

旧正月という「隙」を突こうとする中国の工作に対し、最高指揮官自らが現場に立つことで、国民の士気と国家の結束を国内外にアピールしました。

まとめ: 頼総統の視察は、有事下での「平穏な日常」がいかに高度な警戒の上に成り立っているかを国民に再認識させるものです。軍と社会が一体となった「全方位の備え」を示すことで、外部からの揺さぶりに屈しない「折れない台湾」の強さを証明し続けています。

出典: 中央廣播電臺(Rti)、中央通訊社(CNA) 参考サイトのアドレス: https://www.rti.org.tw/jp/news?uid=3&pid=184079


 

 記事3:台湾の2025年経済成長率が「8.63%」を記録。過去15年で最高

 繁栄の抑止力:台湾の2025年経済成長率、驚異の8.63%を達成。AI輸出が爆発し、世界最高の成長センターへ

1.AIバブルがもたらした「黄金の数字」

台湾政府主計総処は1月31日、2025年の実質域内総生産(GDP)成長率(速報値)が8.63%に達したと発表しました。

これは2010年(10.25%)以来、過去15年で最高の数字です。

成長を支えたのは、世界中のデータセンターで使われるAIサーバーや先端半導体の爆発的な輸出です。

経済部は「台湾の繁栄は、有事の際に世界経済が受けるダメージを可視化させており、それ自体が強力な軍事的抑止力になっている」と分析しています。

2.「富強」を国防と社会保障の原動力へ

この驚異的な成長により、台湾の1人当たりGDPは日本や韓国を大きく引き離す見通しです。

潤沢な税収は、国防予算の増額による装備の近代化だけでなく、少子高齢化対策や「社会強靭化」のインフラ整備へと戦略的に投入されます。

頼政権は「経済の強さは国家の尊厳の礎である」とし、2026年もAI主導の高成長を維持することで、中国による「経済的懐柔」を完全に無効化し、民主主義の勝利を経済面で体現する方針です。

まとめ: 8.63%という成長率は、台湾が地政学的リスクを「付加価値」に変えたことを示しています。経済的な繁栄は国民の自信と団結を生み、中国に対する最強の「ソフトパワー」として機能しています。2026年、台湾は富と技術の力で、主権を守り抜く姿勢をより盤石にしています。

出典: フォーカス台湾(中央通訊社) 参考サイトのアドレス: https://japan.focustaiwan.tw/economy/202601310002


 

 記事4:日台防災フォーラム開催。頼総統「強靭性の模範を構築」

 運命共同体の深化:日台防災フォーラムが開催。頼総統、日本の教訓を活かした「強靭な防災網」構築に期待

1.災害と有事を分けない「統合防災」

1月31日、台北市内で「日台防災強靭化フォーラム」が開催されました。

頼清徳総統は出席し、能登半島地震や昨年末の宜蘭地震を例に挙げ、日台が共通の自然災害リスクに直面していることを強調しました。

頼総統は「地震への備えは、有事における社会の回復力(レジリエンス)そのものである」と述べ、日本の高度な防災技術や地域コミュニティの組織力を学び、台湾独自の「全社会防衛強靭化」をさらに高度化させる考えを示しました。

2.「互助」の精神が安全保障の礎

フォーラムでは、日本から訪れた防災専門家と、台湾のデジタル技術を用いた避難誘導システムとの連携についても議論されました。

頼総統は「日台の絆は、困ったときに助け合うという、最も純粋で強力な信頼に基づいている」と語り、この「共助」の精神こそが、地域の平和と安定を守るための、目に見えないが最強の抑止力であると位置づけました。

2026年、日台は「災害と脅威」の両面で、官民一体となった防衛線の構築を加速させています。

まとめ: 日台防災フォーラムの開催は、安全保障が軍事だけでなく社会の隅々にまで及ぶものであることを示しました。日本の教訓を取り入れ、強靭な社会を共に目指す姿勢は、中国による「分断工作」に対する強力な回答であり、地域の安定を支える不可欠な連帯となっています。

出典: フォーカス台湾(中央通訊社) 参考サイトのアドレス: https://japan.focustaiwan.tw/politics/202601310004


 

記事5:コンテナ船から大量のヘロイン押収。陽明海運幹部を拘束

 内部の浸透を厳戒:台湾大手コンテナ船から大量の麻薬押収。陽明海運幹部を拘束、背後の「工作資金」を捜査

1.過去最大級の組織的密輸事件

台湾の検察当局は1月31日、大手コンテナ船会社「陽明海運」の船舶から、末端価格数十億円に上る大量のヘロインを押収したと発表しました。

この事件に関連し、同社の現職幹部1名が密輸に関与した疑いで身柄を拘束されました。

物流の根幹を担う国営に近い企業の幹部が関与していたことは、社会に大きな衝撃を与えています。当局は、単なる麻薬密輸にとどまらず、有事の際に社会を攪乱するための「工作資金」作りの一環である可能性を視野に、徹底的な捜査を進めています。

2.「物流の安全性」は国家安全そのもの

この事件は、重要インフラである海運網に不法な勢力が浸透しているリスクを浮き彫りにしました。

内政部は、中国側が犯罪組織を介して台湾の物流要員を取り込み、有事の際に港湾機能を麻痺させたり、不法物資を搬入させたりするシナリオを警戒しています。

今回の摘発は、こうした「見えない侵食」に対する強力な法執行の成果であり、行政院は今後、主要海運・航空会社の全役職員に対するセキュリティチェックの厳格化を検討する方針です。

まとめ: 海運大手幹部の拘束は、台湾が直面する「内部の脆弱性」を突く工作活動への警告です。物理的な軍事防御と同じくらい、重要インフラの清潔さと安全を守ることが、国家の生存にとって不可欠であることを、この事件は証明しています。当局は組織の浄化を通じて、情報の盾と物流の盾を同時に強化しています。

出典: フォーカス台湾(中央通訊社)、自由時報 参考サイトのアドレス: https://japan.focustaiwan.tw/society/202601310005


 

 記事6:離島・馬祖で「巨大キャベツ」コンテスト。平和な日常を誇示

 最前線のユーモア:離島・馬祖で「13.5キロの巨大キャベツ」が優勝。中国の目の前で楽しむ「変わらぬ日常」

1.「平和の重み」をキャベツに託して

中国・福建省の海岸から目と鼻の先にある最前線の離島・馬祖(連江県)において1月31日、恒例の「巨大キャベツコンテスト」が開催されました。優勝したのは、重量13.5キロにも達する巨大なキャベツで、島民たちの歓声に包まれました。軍事的な緊張が続く中でも、こうしたユーモア溢れる平和な日常の光景が繰り広げられることは、台湾の精神的な強靭性(レジリエンス)を象徴する出来事としてSNSで拡散されています。

2.「笑顔」による最強の認知戦

馬祖周辺では中国海警船による活動が続いていますが、島民たちは「自分たちの土地で、自分たちの暮らしを豊かにし続ける」という信念を、このコンテストに込めています。

こうした「日常の勝利」が世界へ発信されることは、中国の威圧を精神的に無効化する強力なソフトパワーとなります。

2026年、台湾はミサイルだけでなく、こうした市民の笑顔と平和な暮らしを守り抜くこと自体を、権威主義に対する最大の回答として位置づけています。

まとめ: 馬祖のキャベツコンテストは、有事下での「心の防衛」の成功例です。外部からの揺さぶりに惑わされず、豊かな暮らしを慈しむ市民の姿は、国際社会の共感を呼び、台湾が守るべき価値を再認識させています。日常の輝きこそが、最強の盾となります。

出典: フォーカス台湾(中央通訊社) 参考サイトのアドレス: https://japan.focustaiwan.tw/society/202601310006